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粕谷 拓人さんが日本地球化学会・学生発表賞「奨励賞」を受賞しました。

  • 2022年9月27日(火)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年の粕谷 拓人さんが、日本地球化学会 第 69 回年会において学生発表賞「奨励賞」を受賞しました。この賞は、日本地球化学会の修士課程までの学生会員を対象に、優秀な講演が審査により選ばれ授与されるものです。

受賞者

粕谷 拓人 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年)

研究テーマ

最終間氷期における南パタゴニア氷原の大規模融解

研究概要

 パタゴニア氷原が最終間氷期 (およそ 13-11 万年前の温暖期。将来気候のアナロジーとして注目される時代のひとつ。) に現在よりも顕著に融解していたとする仮説を提唱しました。パタゴニア氷原は過去数十年間に加速度的な融解を記録している南米アンデス山脈南部の山岳氷河です。本研究ではパタゴニア氷原に隣接する南太平洋チリ沖の深海底堆積物コア試料を分析し、氷原の縮小を示唆する地球化学的・鉱物学的なシグナルを発見しました。

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