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板谷 優志さんが日本地球惑星科学連合 2022 年大会「学生優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2022年7月19日(火)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年の板谷 優志さんが日本地球惑星科学連合 2022 年大会「学生優秀発表賞」(固体地球科学セクション) を受賞しました。この賞は、日本地球惑星科学連合 2022 年大会において、優秀な発表を行った学生を表彰するものです。2022 年大会では、550 名を超える学生のエントリーがあり、各セクションにおけるエントリー数の約 5 ~ 10 % が「優秀発表」として選ばれました。

受賞者

板谷 優志 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年)

研究テーマ

中部沖縄トラフ伊江山熱水域で産する粘土鉱物・硫酸塩鉱物の解析に基づく海底下堆積物中における熱水・海水混合の考察

研究概要

 海底熱水系は、海底下に染み込んだ海水が地下深くのマグマの熱に温められて上昇し噴出する一連の熱水循環システムである。その過程で貴重な金属元素を濃集する事から、将来的な資源採掘の場として期待されている。
 本研究では海底下の熱水・海水混合の調査を目的として、中部沖縄トラフ伊江山熱水域で掘削した堆積物コア中の硫酸塩鉱物・粘土鉱物を分析した。その結果として海底下で急激な温度勾配が生じている事や、海水の大規模な流入が示唆された。

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