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山崎 助教が日本サンゴ礁学会「川口奨励賞」を受賞しました。

  • 2021年12月16日(木)

 大学院理学研究院 地球惑星科学部門の山崎 敦子 助教が日本サンゴ礁学会「川口奨励賞」を受賞しました。川口賞はサンゴが褐虫藻と共生していることを初めて世界に公表した故・川口 四郎 先生の寄付金によって設立した賞で、サンゴ礁に関する調査研究に関して優秀な業績を挙げ、今後も活躍が期待される若手の学会員を表彰しています。日本サンゴ礁学会の若手会員 (受賞年の年度末 (3月末) に 38 歳以下または博士の学位取得後 8 年未満) から、研究の独創性・革新性・波及効果の観点から研究業績を評価し、日本サンゴ礁学会の活動への貢献も加味して選考されます。

受賞者

山崎 敦子 (大学院理学研究院 地球惑星科学部門 助教)

研究テーマ

造礁サンゴ骨格の地球化学指標を用いた栄養塩ダイナミクスの解明

研究概要

貧栄養海域に分布するサンゴ礁における栄養塩循環に着目し、造礁サンゴ骨格の地球化学指標を用いて、過去のサンゴ礁およびサンゴが生息する海域における栄養塩の流入過程とその季節変動、経年変動を明らかにする研究を行い、これまでの海洋観測では見えなかった熱帯・亜熱帯域の窒素循環の過程を明らかにしてきた。現在はサンゴ礁の形成と物質循環、気候変動の関係を明らかにしたいと精力的に研究を行っているほか、フィールド拠点にて NPO 法人を立ち上げ、サンゴ礁の普及と教育、地域の活性化にも努めている。

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