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松山 裕矢さんが AOGS2021「Best Student Poster Award」を受賞しました。

  • 2021年9月2日(木)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 2 年の松山 裕矢さんが AOGS2021「Best Student Poster Award」を受賞しました。AOGS2021 は、AOGS (Asia Oceania Geosciences Society) が主催する、地球惑星科学分野全般に関する大きな規模の国際会議で、2021 年 8 月 1 日から 8 月 6 日の期間、オンラインで開催されました。Best Student Poster Award は、学生による優秀なポスター発表を表彰するものです。

受賞者

松山 裕矢 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 2 年)

研究テーマ

A Statistical Analysis of Downward Propagation of Planetary Wave Packets in the Stratosphere Using Large Ensemble Data (大規模アンサンブルデータを用いた成層圏におけるプラネタリー波の下方伝播の統計解析)

研究概要

 プラネタリー波は地球規模の大気波動で、通常は、地表付近で生成されたものが成層圏へと伝播します。一方で、成層圏から下方に伝播し、地表付近の天候に影響を与える事例も報告されています。私たちは、地球大気中の現象を正確に再現出来る数値モデルを用いた、約 6000 年の長さに相当する大規模実験 (アンサンブル) データを用いて、北半球冬季における下方伝播の統計解析を行いました。その結果、観測データでは解明が難しかった、下方伝播事例の発生頻度分布や発生時の気圧分布の詳細な特徴を明らかにしました。

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