小惑星探査機「はやぶさ 2」は 2020 年 12 月に小惑星リュウグウから帰還し、サンプルリターンに成功した。サンプルコンテナの内部の粒子は、本年 6 月以降、「はやぶさ 2」プロジェクト初期分析チームが一年間、分析を行い、プロジェクトの科学目標である太陽系の起源と進化、地球の海や生命の原材料物質に関する成果をあげることをめざす。
初期分析チームは、化学分析、石の物質分析、砂の物質分析、揮発性成分分析 (チームリーダー: 九州大学 大学院理学研究院 地球惑星科学部門 岡崎 隆司 准教授)、固体有機物分析、可溶性有機物分析 (チームリーダー: 九州大学 大学院理学研究院 地球惑星科学部門 奈良岡 浩 教授) の 6 つのチームから構成され、14 カ国、109 の大学と研究機関、269 名が参加予定である。
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