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西脇 瑞紀さんが日本火山学会「学生優秀ポスター発表賞」を受賞しました。

  • 2019年12月16日(月)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年の西脇 瑞紀さんが日本火山学会「学生優秀ポスター発表賞」を受賞しました。

 この賞は令和元年 9 月 25 日 〜 27 日に神戸大学で開催された日本火山学会 2019 年度秋季大会において、優秀なポスター発表を行った学生・大学院生に贈られたものです。審査は研究成果、予稿原稿、発表方法、質疑応答等をもとに行われ、ポスター発表 42 件のうち西脇さんを含め 2 名が選出されました。

受賞者

西脇 瑞紀 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年)

研究テーマ

火道を上昇するマグマ内における水の減圧発泡について: 粘性を含む核形成速度の定式化と気泡数密度の再評価 (2)

研究概要

 火山噴火におけるマグマの減圧速度は噴火の表面現象を左右する重要なパラメータであるが、直接測定は現時点では困難である。これを軽石や火山灰などの噴火堆積物の組織解析から見積る試みがあり、気泡数密度はマグマの減圧発泡の履歴を保存している点で良い指標となりうる。本研究ではマグマの粘性が水の気泡核形成に及ぼす効果を理論的に考察し、高粘性/高減圧速度領域において気泡数密度がこれまで過大評価されてきた可能性を示した。また、この領域の存在を検証するために行う予定であるマグマ減圧実験の条件等を詳細に予測した。

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