大学院理学府 化学専攻 修士課程 2 年の土居内 大樹さんが第 52 回酸化反応討論会「優秀ポスター賞」を受賞しました。
土居内 大樹 (大学院理学府 化学専攻 修士課程 2 年)
非ヘム型ルテニウム錯体を用いた高位置選択的 C-H 酸化反応の開発
C-H 水酸化反応は、入手が容易な炭化水素から有用な合成中間体であるアルコールを得る最も直截的な手法である。しかし、既存の C-H 酸化触媒は、反応位置選択性と耐久性を兼ね備えたものはなく新たな手法の開発が強く望まれている。今回、新規非ヘム型ルテニウム錯体が、嵩高さの低い 3 級 C-H 結合を選択的かつ最高 54000 回転の優れた触媒回転数にて水酸化基へ変換することに成功した。