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大山 望さんが日本地質学会第 126 年学術大会「優秀ポスター賞」を受賞しました。

  • 2019年10月9日(水)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 1 年の大山 望さんが日本地質学会「優秀ポスター賞」を受賞しました。この賞は、日本地質学会第 126 年学術大会 (2019 山口) において優秀なポスター発表を行った会員を表彰するものです。

受賞者

大山 望 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 1 年)

研究テーマ

上部三畳系美祢層群の起源的ハチ類 Madygellinae 亜科の分類学的研究

研究概要

 上部三畳系美祢層群桃ノ木層から新たに Madygellinae 亜科の体化石を含む起源的ハチ類 14 標本を見つけ出し、分類学的検討を行った。その結果、筆者らが本邦初記載した Madygella humioi Oyama and Maeda とは別種の個体や、頭部・胸部・腹部・産卵管まで保存された全長 4.5 mm・前翅の長さ 3.1 mm のメスの個体などが含まれていることが新たに確認された。これらは世界的にみて貴重な資料であり、今後、ハチ類の進化を復元する上で貴重なデータとなる。

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