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松山 裕矢さんが日本地球惑星科学連合 2019 年大会「学生優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2019年7月22日(月)

 大学院理学府地球惑星科学専攻修士課程 2 年の松山 裕矢さんが日本地球惑星科学連合 2019 年大会「学生優秀発表賞」を受賞しました。

この賞は、日本地球惑星科学連合 2019 年大会において、優秀な発表を行った学生を表彰するものです。

受賞者

松山 裕矢 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年)

研究テーマ

北半球冬季における成層圏から対流圏へのプラネタリー波束の下方伝播について (英題: Downward propagation of planetary wave packets from the stratosphere to the troposphere during Northern Hemisphere winter)

研究概要

 高度がおよそ 10km から 50km の大気を成層圏といい、地表付近で生成された様々な種類の大気波動が成層圏へと伝播し、種々の興味深い現象を引き起こしています。一方で、成層圏から大気下層へと波動が下方伝播する事例も報告されていますが、その実態はよくわかっていませんでした。私たちは、地球規模の大気波動であるプラネタリー波について、60 年間のデータを用いて北半球冬季における下方伝播の統計解析を行い、下方伝播が発生しやすい経度帯、発生時の背景場の特徴や地表付近の循環の変化を明らかにしました。

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