大学院理学府地球惑星科学専攻修士課程 1 年の林田 祐人さんが日本地震学会「学生優秀発表賞」を受賞しました。
この賞は、日本地震学会 2018 年度秋季大会において、学生による優れた研究発表を奨励し、研究発表技術の向上を目指すために設けられた賞です。
林田 祐人 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 1 年)
0.1満点観測によって得られた鳥取県西部地震震源領域における微小地震のメカニズム解の特徴について
我々は 2000 年に発生した鳥取県西部地震震源領域に約 1000 点の地震計を設置し、2017 年 3 月から約 1 年間観測を行った。発生した地震のイベントには、ダブルカップル型では十分に説明できない極性のミスフィットが節面、ヌル軸付近に確認された。発生した地震のイベントについて、tensile crack や複数破壊などを考慮してメカニズム解を推定した結果、非ダブルカップル型の成分を推定し、その成分の空間分布を明らかにした。