HOME > 広報 > トピックス > 2019年5月17日(金)

坂本 遼太さんが日本物理学会「学生優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2019年5月17日(金)

 大学院理学府物理学専攻博士後期課程1年の坂本 遼太さんが日本物理学会「学生優秀発表賞」を受賞しました。

 この賞は日本物理学会における学生の積極的な研究発表を奨励し、大会講演の活性化、ひいては将来を担う人材育成を図るもので、2019年に開催された第74回年次大会において、物理学会領域12(ソフトマター物理、化学物理、生物物理)から表彰されました。

受賞者

坂本 遼太 (大学院理学府 物理学専攻 博士後期課程1年)

研究テーマ

変形するアクトミオシン液滴の非接着運動と力学モデル

研究概要

 アクトミオシンによって駆動される接着型の細胞運動は基板に対し~100Paの力を必要とするが、非接着型の細胞は~1Paの力で運動する。しかし、非接着性細胞運動の駆動機構、細胞骨格と外界との相互作用は未解明である。我々はアクトミオシンを含む細胞抽出液を油中液滴に封入し、液滴が形状変形を伴いつつ運動する条件を発見した。その解析結果からアクトミオシンにより非接着性の細胞運動が生じる機構を示す。

関連先リンク