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築地原 匠さんが「日本気象学会九州支部奨励賞」を受賞しました。

  • 2019年3月7日(木)

 大学院理学府地球惑星科学専攻 博士後期課程 3 年の築地原 匠さんが「日本気象学会九州支部奨励賞」を受賞しました。

 「支部奨励賞」は、支部会員で、「気象学の向上に資する研究を行っている」、「気象学の教育・啓蒙活動を積極的に行っている」、「気象学を応用した活動で社会に貢献している」のいずれかの項目に該当する者を最大で 3 名選び顕彰しているものです。日本気象学会第 40 回九州支部発表会において表彰されました。

受賞者

築地原 匠 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程3年)

研究テーマ

日本付近で急発達する温帯低気圧の数十年規模の変動

研究概要

 今世紀に入って北海道地方で暴風と強い降水の頻度が急増 (暴風雪が頻発) しており、 その主要因として南岸低気圧が北進して北海道地方に接近する数が近年増加していることを見出した。また、20 世紀末頃に起こった熱帯大気海洋結合系のレジームシフトに関連して亜熱帯ジェットに沿う波束伝播が顕在化しており、そのレジームシフトが北進する南岸低気圧の発生数の近年の増加の原因となっていること、地球温暖化は直接関係していないことを指摘した。

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