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細川助教が「第 40 回沖縄研究奨励賞」を受賞しました。

  • 2019年1月23日(水)

 大学院理学研究院 生物科学部門の細川貴弘助教が「第 40 回沖縄研究奨励賞」を受賞しました。

 沖縄研究奨励賞は、公益財団法人沖縄協会によって設置された歴史ある賞であり、沖縄の地域振興に貢献する人材を発掘し育成することを目指して設けられたものです。受賞対象は、沖縄に関して優れた研究を行っている 50 歳以下の新進研究者 (またはグループ) であり、応募には大学や学会または実績のある研究者などからの推薦が必要となります。学会等から推薦された応募者がその年に開催される選考委員会に諮られることで、受賞候補者が選考されます。 選考委員会から推薦された受賞候補者の中から、沖縄協会会長により決定された 3 名以内に対して沖縄研究奨励賞が贈られます。

受賞者

細川 貴弘 (大学院理学研究院 生物科学部門 助教)

研究テーマ

琉球列島の昆虫共生微生物の多様性に関する研究

研究概要

 体内に共生細菌を保持し、共生細菌と絶対的相利共生関係を築いている生物は多い。その進化過程はこれまで不明であったが、本研究では野外昆虫集団において現在進行中の進化として捉えることに成功した。また、進化段階の異なるさまざまな共生細菌が存在するというダイナミックな進化過程が琉球列島の昆虫集団のみで見られることも発見し、琉球列島の生物多様性のこれまで知られていなかった新しい側面を明らかにした。

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