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森田浩介教授のグループが「2016年度朝日賞」を受賞しました。

  • 2017年1月10日(火)

 大学院理学研究院物理学部門の森田浩介教授の研究グループが「2016年度朝日賞」を受賞しました。

 この賞は、学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、わが国の文化、社会の発展、向上に多大の貢献をされた個人または団体に贈られるものです。

受賞者

113番元素研究グループ
代表:森田 浩介 (大学院理学研究院物理学部門 教授 兼 理化学研究所仁科加速器研究センター グループディレクター)

研究テーマ

113番元素ニホニウム(Nh)の発見と命名

研究概要

 すべての物質の基本要素である元素の一つ、原子番号113の新元素の合成に成功し「ニホニウム」(Nh)と名づけた。元素の命名権獲得はアジア初である。113番元素の寿命は1千分の2秒で、すぐに崩壊して別の元素に変わる。米ロの研究チームと競っていたが、森田教授らは、崩壊後、よく知られた元素に行き着くまでの過程を丁寧に証明し、発見者として命名権を得た。「実験を続けられたのは多くの人の支えがあったからだ」。感謝の思いを込め、日本にちなんだニホニウムと名づけた。

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