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西澤賢治さんが「第1回日本生物物理学会学生発表賞」を受賞しました。

  • 2017年1月10日(火)

 大学院理学府物理学専攻博士課程2年の西澤賢治さんが「第1回日本生物物理学会学生発表賞」を受賞しました。

 この賞は、日本生物物理学会年会において優れた発表を行った学生会員に与えられるものです。

受賞者

西澤 賢治 (大学院理学府物理学専攻 博士課程2年)

研究テーマ

非熱的な力に駆動された細胞内部の混み合い状態

研究概要

 細胞内部には様々な高分子が非常に高濃度で存在し混み合っています。本研究では、高分子混み合い効果が細胞内部の粘性率に与える影響を研究しました。細胞から取り出した”モノ”である抽出液と、”生きた”細胞内部の粘性率を測定し、細胞内部がガラス的な振る舞いを示すことがわかりました。また、”生きた”細胞内部の粘性率は”モノ”である抽出液よりも低く、その要因が細胞内部の非熱的な力学駆動にあると示唆されました。

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