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吉住さんが「BMB2015 若手優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2016年1月4日(月)

 大学院システム生命科学府 一貫性博士課程3年の吉住 拓馬さんが「BMB2015(第38回日本分子生物学会年会 第88回日本生化学会大会 合同大会)若手優秀発表賞」を受賞しました。本賞は2015年12月1日時点で30歳以下の方を対象(大学院在籍の場合は31歳以上も対象)として、特に優れた口頭発表に授与されるものです。

受賞者

吉住 拓馬 (大学院システム生命科学府 一貫性博士課程3年)

研究テーマ

 A型インフルエンザウイルスタンパク質PB1-F2とミトコンドリアの相互作用による抗ウイルス自然免疫応答への影響

研究概要

 A型インフルエンザウイルス感染細胞内で発現したPB1-F2タンパク質はミトコンドリア内に蓄積し、抗ウイルス自然免疫応答を阻害する。PB1-F2はウイルスの種類によりサイズが異なるが、部分的にカルボキシ末端が翻訳されない短鎖PB1-F2はミトコンドリアと相互作用せず、その機能障害も引き起こさない。このことから、PB1-F2とミトコンドリアの相互作用を介した免疫制御が、ウイルスの増殖能や病原性の違いとも関連していると考えられる。

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