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入山さんが「日本火山学会2014年度秋季大会 学生優秀発表賞(口頭)」を受賞しました。

  • 2014年11月10日(月)

 大学院理学府地球惑星科学専攻博士後期課程1年の入山 宙さんが日本火山学会2014年度秋季大会 学生優秀発表賞(口頭)を受賞しました。本賞は日本火山学会秋季大会において優秀な学術発表を行った学生に授与されるもので、研究の結果の優秀さだけではなく、予稿原稿や発表自体の質や完成度、主体性などをバランスよく審査されます。

受賞者

入山 宙 (大学院理学府地球惑星科学専攻 博士後期課程1年)
『降下火砕堆積物GSD層序変化を用いた新燃岳2011年準プリニー式噴火の降下時GSD時間変化の推定』

研究概要

 爆発的火山噴火現象における降下火砕堆積物の形成について、1次元降下・堆積プロセスの観点に着目した研究。これまでの研究により、粒子サイズ分布(Grain-size distribution:GSD)を用いた物理パラメータの記述や粒子数保存則を導出。今回、新燃岳2011年準プリニー式噴火の堆積物GSD変化を粒度分析から算出し、粒子数保存則を用いて上空でのGSD変化の推定を行った。その結果、粒径ごとの時間変化の特徴が見られ、今後の広域調査にから噴煙全体のGSDやflux等の物理パラメータの時間変化が推定可能となることが示唆された。

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