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菖蒲迫 健介さんが日本地球惑星科学連合 2022 年大会「学生優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2022年7月15日(金)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年の菖蒲迫 健介さんが日本地球惑星科学連合 2022 年大会「学生優秀発表賞」(宇宙惑星科学セクション) を受賞しました。この賞は、日本地球惑星科学連合 2022 年大会において、優秀な発表を行った学生を表彰するものです。2022 年大会では、550 名を超える学生のエントリーがあり、各セクションにおけるエントリー数の約 5 ~ 10 % が「優秀発表」として選ばれました。

受賞者

菖蒲迫 健介 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年)

研究テーマ

惑星コア形成を目指した DISPH 法の改良

研究概要

 惑星コア形成の解明は惑星形成史に大きな制約を与える。惑星コア形成とは、惑星形成期において、重い液体金属鉄が重力不安定によって惑星中心に落ち、軽い液体シリケイト (液体の岩石) と分離する過程である。本研究では、複雑な物性や幅広い温度圧力を扱えるように、粒子法の一種である DISPH (Density independent Smoothed Particle Hydrodynamics) 法の改良を行った。具体的には密度や温度といった熱力学量の時間発展式を新たに導入したことや、境界設定法を新たに提案したことなどである。

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