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高橋准教授が「EPS Excellent Paper Award 2017」を受賞しました。

  • 2019年1月8日(火)

 大学院理学研究院 地球惑星科学部門の高橋太 准教授が、「EPS Excellent Paper Award 2017」を受賞しました。

 地球惑星科学分野において我が国を代表する国際学術誌である EPS (Earth, Planets and Space) 誌に掲載された論文のうち、毎年、特に優れた論文 1 本に対してこの賞が贈られます。

受賞者

高橋 太 (大学院理学研究院 地球惑星科学部門 准教授)

研究テーマ

月磁気異常上空の電磁場環境に関する観測的研究

研究概要

 月の磁気異常と太陽風との相互作用を理解するために、磁気異常上空での低エネルギーのイオンと電子の同時観測が「かぐや」衛星によって初めて行われた。本論文ではミニ磁気圏上空でのプラズマ構造、特に電子の加速やイオンの減速を観測的に示すことに初めて成功した。本成果は大気を持たない磁化天体と太陽風との相互作用の理解に大きく貢献し、我が国の「かぐや」衛星の最も大きな成果の一つとして評価されている。

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