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大山望さんが日本古生物学会・優秀ポスター賞を受賞しました。

  • 2018年2月7日(水)

 大学院理学府地球惑星科学専攻の大山 望さんが「日本古生物学会・優秀ポスター賞」を受賞しました。

 「優秀ポスター賞」は、日本古生物学会年会の表彰規則で正式に定められた顕彰制度のひとつです。半年ごとに開かれる日本古生物学会年会および例会のポスター発表のうち、評議員中から選挙で選ばれた審査委員 5 名による厳正な選考によって、最も優れ、かつ将来の発展が期待できる内容のポスターが毎回 1 〜 2 件選ばれ表彰されます。

受賞者

大山 望 (大学院理学府地球惑星科学専攻 修士課程 1 年)

研究テーマ

上部三畳系美祢層群産の昆虫化石の分類・古生態

研究概要

 山口県美祢市西部に分布する上部三畳系美祢層群は、日本最古の昆虫化石記録を含む。そのうち三畳紀に出現したばかりのハチ目ナギナタバハバチ科の化石 26 標本を識別し、それぞれを Madygella、Lithoxyelia、Archexyela、Potrerilloxyela の 4 属に同定あるいは近縁と結論づけた。美祢層群のハチ目は、東アジア最古の化石記録であり、中生代初期の昆虫類の進化を考える上で重要な証拠となる。

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