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広津助教らが尿1滴で短時間・安価・高精度に早期がんを診断する技術を発見しました。

  • 2015年3月12日(木)

 がんは長年の間、日本人の死因第1位であり、医療費や早期死亡による経済的影響は数兆円(世界では100兆円)にも上ります。がんの解決には早期発見が最も有効であり、手軽に安価に高精度に早期がんを診断できる技術が期待されています。

 九州大学大学院理学研究院/味覚・嗅覚センサ研究開発センターの広津 崇亮 助教、伊万里有田共立病院の園田 英人 外科部長(九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科共同研究員、九州大学味覚・嗅覚センサ研究開発センター客員准教授)と九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科の前原 喜彦 教授らの研究グループは、がんの匂いに注目し、線虫が尿によって高精度にがんの有無を識別することができることをつきとめました。この技術(n-nose)が実用化されれば、尿1滴でさまざまな早期がんを短時間に安価に(数百円)高精度に(約95%)検出できるようになることが期待できます。

 本研究成果は、2015年3月11日(水)に、米国オンライン科学誌『PLOS ONE』に掲載されました。

※本件についての詳細およびお問い合わせ先は以下の九州大学プレスリリースをご覧ください。

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