九州大学 理学部 研究教育技術支援部

原子核実験室

タンデム加速器
(長さ:14m 外形:3.8m 絶縁ガス:六フッ化イオウ)
タンデム加速器内部
(コラム支柱:パイレックスガラス 加速管:セラミックス)

九州大学理学部原子核実験室は、理学部創設の時期にまでさかのぼる永い静電型加速器技術の歴史を持ってます。

現在稼働している1000万ボルトタンデム加速器は、この実験室において開発された多くの加速器技術を駆使して、実験グループの研究者自らの手によって設計、制作が進められ、昭和55年に完成した、世界的にみても極めて特色ある高性能静電型加速器であります。

加速粒子は陽子・重陽子ビーム、及び通常の重イオンビーム(Li,C,O,Si,S,Ni等)であります。

ターゲット室は2室に分かれ、5系の実験ビームコースが用意されており各種の原子核実験用の基本設備が用意されています。
主たる実験装置は、中性子実験装置、重イオン核分光装置、高エネルギー光子検出装置、大型汎用散乱槽、天体核反応測定、炭素14による年代測定などです。

この実験室に技術系職員として前田豊和(電気系)勤務しています。
依頼を受けた部品や装置などで、自主制作可能な物は制作しています。

タンデム加速器及びその周辺技術の研究会での報告(PDFファイル)

関連先リンク:物理学部門 実験核物理研究室