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仁田坂講師のグループがアサガオの全ゲノム配列を解読しました。

  • 2016年11月9日(水)

 九州大学理学研究院の仁田坂英二講師らの共同研究グループ(基礎生物学研究所、慶應義塾大学、九州大学等)は、日本独自の研究資源であるアサガオの全ゲノム配列をほぼ完全に解読することに成功しました。

 アサガオが約43,000個の遺伝子をもっていることや、その多彩な品種を生み出すもとになった動く遺伝子(トランスポゾン)のゲノム上の分布状況、「渦」と呼ばれる変異の原因遺伝子なども新たに判明しました。アサガオは日本伝統の園芸植物であり、花色や形態形成などの分子遺伝学的な解析材料としての重要性から、活発に研究されています。今回の成果によりゲノム情報基盤が整備されたことで、アサガオがモデル植物として世界中のより多くの研究者に活用されることが期待されます。

本研究成果は国際学術誌『Nature Communications』(2016年11月8日号;https://doi.org/10.1038/ncomms13295)に掲載されました。

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