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池ノ内准教授らが癌細胞の浸潤や転移に関わる細胞運動の仕組みを解明しました。

  • 2016年4月6日(水)

 九州大学大学院理学研究院の池ノ内順一准教授らの研究グループは、癌細胞の浸潤や転移に関わるブレブ(Bleb)と呼ばれる細胞膜の突起構造の形成に関わる分子メカニズムを明らかにすることに成功しました。 悪性度の高い癌細胞は浸潤や転移を起こします。このような癌細胞の運動様式として、ブレブと呼ばれる細胞膜の突起構造の形成が重要であることが近年の研究で明らかになってきました。ブレブの形成メカニズムの解明は、癌細胞の浸潤や転移を抑制する新たな治療法の開発に繋がることが期待できます。

 本研究成果は、2016年3月14日(月)午後3時(米国東部時間)に、米国科学アカデミー紀要「Proceedings of the National Academy of Sciences USA」Early Editionでオンライン公開されました。

※本件についての詳細およびお問い合わせ先は以下の九州大学プレスリリースをご覧ください。

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