大学院理学府化学専攻 修士課程1年の西野 聡さんが「The 9th Japanese-Russian Workshop on Open Shell Compounds and Molecular Spin Devices, Poster Award」を受賞しました。
西野 聡 (大学院理学府化学専攻 修士課程1年)
Synthesis of New Fe42 Cyanide-Bridged Nanocages Analogues
最近当研究室で、42個のFeイオンがシアノ架橋されたかご型クラスターが合成された。このクラスターは現在合成されている物質の中で最大の基底スピン状態を示し、また加熱することによって可逆的な金属間電荷移動が起きることが明らかとなっている。本研究では配位子の置換基効果を用いてFeイオンの電子物性をコントロールすることを試み、電荷移動に必要となるエネルギーを減少させることに成功した。