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小林さんが「日本比較免疫学会 古田奨励賞」を受賞しました。

  • 2015年8月26日(水)

 大学院理学研究院生物科学部門の小林 雄毅 学術研究員が「日本比較免疫学会 古田奨励賞」を受賞しました。本賞は日本比較免疫学会学術集会における一般講演の筆頭発表者の中から、講演要旨と口頭発表の両者を加味して優秀者を選考し表彰するものです。

受賞者

小林 雄毅 (大学院理学研究院生物科学部門 学術研究員)
「カブトガニ体液凝固因子factor Bのリポ多糖依存的な活性化機構」

研究概要

 カブトガニ体液凝固因子factor Cは、リポ多糖(LPS)やキモトリプシンによって活性化する。キモトリプシンによって活性化したfactor Cは、酵素活性を示す一方で、天然基質であるfactor Bを活性化しないことが判明した。また、factor BはLPS結合活性を有し、LPS結合活性を失った変異体factor Bは、活性化が著しく遅くなることが分かった。以上のことから、活性型factor Cによるfactor Bの活性化は、LPS上における局所的な反応であると結論付けた。

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