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佐方教授らが細胞分裂を統御する酵素(Cdk1)の標的タンパク質を発見しました。

  • 2015年1月23日(金)

 九州大学大学院理学研究院の佐方功幸教授、システム生命科学府博士課程3年の鈴木和広らの研究グル-プは、細胞分裂を統御するリン酸化酵素(Cdk1)の重要な標的タンパク質を発見しました。Cdk1は標的タンパク質(基質)をリン酸化し、染色体の凝縮や核膜の崩壊などの分裂期現象を引き起こします。今回、研究グループは、Cdk1が新しい基質の特定共通アミノ酸配列を認識・リン酸化し、細胞の分裂開始やがん化に関わる可能性を初めて示しました。本研究成果は、細胞分裂やがん化の分子機構の解明につながることが期待されます。

 本研究成果は、2015年1月21日(水)午後6時(日本時間)に、英国国際学術誌『Nature』姉妹誌のオンラインジャ-ナル『Scientific Reports』に掲載されました。

※本件についての詳細およびお問い合わせ先は以下の九州大学プレスリリースをご覧ください。

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